嗅ぎ比べ?! クロモジ…黒文字…くろもじ

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日本で育った草木から抽出されるアロマ。檜や柚子、杉、生姜、山椒などの香りは、もともと一般的にも知られていて、なんとなく今更…と思いがちですが、精油、アロマセラピーのアイテムとして取り上げられて、 その香りが随分と知られるようになったものもあります。

随分昔から、香りが良いということで、山のお仕事をしている人々の間では、お風呂に入れたり、お茶にしたりと惜しげもなくつかわれていたのが、黒文字です。

もう10年近く前に、伊豆の旅館の花吹雪さんで、伊豆のお土産として、黒文字のブレンド茶や、精油、お漬物などを販売されていました。 温泉のある旅館らしく、黒文字の香のシャンプーやリンス、ボディーソープなどもあり、今も販売されているようです。 黒文字を使ったトリートメントが受けられるということで、人気のお宿なんだとか。

京都の方では、黒文字の生け垣があったり、よく言われるのが、黒文字というのは高級な楊枝の代名詞…ということ。千利休が、客人にお茶請けの菓子に、庭の黒文字の枝を折って作った箸を添えて出したというお話があり、きっとそのあたりから香しい枝で作られた楊枝を和菓子に添えるようになったのでしょう。

その黒文字ですが、日本全国にあるそうです。 自生しているところは少ないかもしれませんが、庭木としても使われているものなので、案外昔からのお家の庭では見かけられるのかも。

アロマの世界では黒文字は、絶滅しかかった?!「ローズウッド」と成分が近いというので注目され、あっという間に高嶺の花になりました。 今は、単にローズウッドの代替えということではなく、黒文字ならではの安らぐ香り、トリートメントなどでの効果が認められるようになりましたね。

その黒文字、各地で生産、販売されている6本の芳香水で、香りを試していただけます。
果たして、どの黒文字が自分のお気に入りになるのか…。
まずは先入観なく、香りをかいでみてください ☆彡


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